盛岡市主催AI・IoTプラットフォーム第４回学習交流会が12月10日（水）にキオクシアアイーナにて開催されました。北海道・三陸沖後発地震注意情報が発令されている中での開催となりました。いつにも増して非常口の点検や非常階段の場所などを事前に確認するとともに管理事務所との連携もお願いしながらの開催となりました。

　今回のテーマは “『うちなんか狙われない』が一番危ない！ ─今日から始めるセキュリティ総点検” と題して、三菱電機デジタルイノベーション株式会社様に講演をいただきました。冒頭に、IPA（独立行政法人 情報処理推進機構）のサイトから最近のセキュリティインシデントとその対策について講師：横田様から解説がありました。これらを下地にして基調講演は、和田宏晃様からシステムインフラの総点検を行なうべきポイントなどが事例を交えて説明されました。またセキュリティ簡易診断の概要も解説いただきました。

　これらのインプット情報を基にグループワークに入りました。４グループでのディスカッションを行っていただき、講演を聴いての気付きなどの共有、セキュリティ全般での会社として、あるいは自分としての不安に思っていることなどを自由に会話していただきました。ここでは三菱電機デジタルイノベーション様のご配慮で、参加者の中で簡易診断を希望される企業の皆様には漏れなく無料診断が受けられることになりました。

　質疑応答の中では毎年前年比30％増でデータ量が増えている実態に皆様共通で驚かれ認識を新たにされていました。簡易診断で全部の項目が対応済み（Aランク）だったら診断は不要か？という質問もあり、講師陣からは簡易診断が５つのジャンルで各10項目の設問が診断のすべてを網羅しているわけではなく、あくまでも仮説としてチェックすることになる。現実には全部対応済というケースは過去にはありませんでしたとコメントされていました。あっという間の２時間が経過し無事に第４回学習交流会は16時10分に終了となりました。

　最後に1月14日（水）の生成AIをテーマにする第５回学習交流会についての案内チラシの紹介もありました。