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お知らせ

2025年12月2日

2025年度 第2回セミナーが開催されました!

11月28日(金)キオクシアアイーナにて第2回セミナーを開催しました。

参加者は会場に55名、オンラインで42名、合計97名となりました。
当日は雨が降ったり止んだりのあいにくのお天気でしたが沢山の方々にご参加をいただきました。

冒頭に、主催者の盛岡市商工労働部ものづくり推進課課長補佐 櫻庭英樹様にご挨拶をいただきました。
続いて、本事業受託企業のIBCソフトアルファの蔵本から事業概要の説明を行いました。

基調講演はトライポッドワークス株式会社 代表取締役兼CEO 佐々木賢一様から【IoTで拓く!持続可能なモビリティの未来】と題しまして講演いただきました。地域のベンチャー企業としてデータ活用にフォーカスして大手企業との資本提携に至った経緯などを事例を交えてお話しいただきました。実証実験だけで終わらせないような工夫や粘り強いアプローチなども大切であるとお話しになっていました。
冒頭のスライドで岩手山の画像を出し、ご自身は仙台市の生まれですが小中学校時代を盛岡市で過ごされていて、盛岡の景色を見ると仙台以上に懐かしさを感じるとお話しされていました。

トライポッドワークス株式会社 佐々木賢一 代表取締役兼CEO

休憩を挟んで後半は盛岡市デジタル技術実証実験の令和6年度採択企業の4社の代表から、活動実績の報告がありました。冒頭にコーディネーター役のIBCソフトアルファからこの実証実験が令和3年度から開始され令和7年度まで19社が採択されていること。内閣府の交付金によって運営されているプロジェクトであり、今年度現地ヒアリングで盛岡に来られた内閣府の方から、この一連の盛岡市の実証実験への取り組みが全国的にも積極的かつ丁寧なフォロー活動も行っているとして高い評価をしていたことなどを紹介してから各活動の実績報告に移りました。 

一番目の株式会社Badassの田中代表取締役からは、人流測定のセンサーを開発し、さんさ踊りでの測定に挑戦したこと。さらにこの取り組みを知った山梨県の限界集落から「集落の人流測定に活用できないか」とのオファーが寄せられたことなどが報告されました。

二番目は東日本旅客鉄道株式会社盛岡支社の幅野副長から、学生向けのIT関連、特に通信関連の教育研修に活用できるキットを製作し、同機材を使った出前授業を実施したこと。生徒からはIoTやネットワーク技術に対して興味を持ち、さらに深く学びたい等の意欲を示していただき、次世代のIT人材を育成し地域のデジタルを支える基盤づくりに今後も貢献していくと報告されました。

三番目は株式会社AtoZテクノロジの張代表取締役が AIによるエネルギー消費量削減に向けて、とりわけ電気使用量の削減が二酸化炭素排出量削減に効果を発揮できることを実証実験で取り組まれました。従来よりもAIを駆使したことが分析に大きな効果があったとの報告でした。

四番目は株式会社アービヴェックの人見代表取締役からは、ミリ波レーダーとAIを用いた非接触型バイタルセンサーの社会実装にチャレンジされ、実証実験の中で自らが被体験者として各種の計測に臨んだことなどを交えてご報告いただきました。

最後に令和7年度の実証実験採択企業4社についても、会社名など告知しまして後半の部の実証実験活動報告を終了しました。 その後、希望者によりまして懇親会を行い講師陣含め16人の方が参加され情報交換と交流が行われました。